お父さん大丈夫?
奥さんや娘さんから声を掛けられることが増えたと思いませんか
トイレの電気を消し忘れた お父さん大丈夫?
玄関の鍵を忘れて締め出された お父さん大丈夫?
立ち上がって「何をするんだっけ」 お父さん大丈夫?
それは奥さんや娘さんが認知症を心配しているということでしょう
認知症を発症する割合は
65~69歳 1.5% 70~74歳 3.6% 75~80歳 10.4% と
70歳以上で急に増加しています。65歳以上の高齢者の5人に1人が
認知症になるとみられています。
認知症になって意思能力が欠けていると判断されると、
財産管理や法律行為ができなくなります。意思能力のない人は
契約ができなくなります。不動産の売買、アパートの契約更新、
保険の契約・解約、銀行預金の引出し、解約もできません。
認知症が気になったら 今すぐ相続の準備を始めましょう
- 認知症になったら
- 何もしないと相続はどうなる
- 遺言書を書こう
- 成年後見人の不都合
- 家族信託という解答
1.認知症になったら
認知症にはアルツハイマー型(脳内にアミロイドβやタウ蛋白が
蓄積して神経細胞が壊れることが原因で約70%)、
血管性(脳梗塞や脳出血など脳血管障害が原因で20%)、
レビー小体型(脳にレビー小体という異常蛋白が蓄積。幻視や
パーキンソン症状が特徴で約5%)前頭側頭型(前頭葉や側頭葉が
委縮する人格や行動の変化が現れる。約5%)、その他(数%)と
アルツハイマー型が最も多くなっています。
平均寿命は男81.4歳、女87.4歳です。一方、健康寿命は
男72.7歳、女75.4歳です。平均寿命と健康寿命の差は、
病気で寝たきりになったり、認知症が進んだりして介護が必要な期間です。
男8.7年、女12.1年になります。これだけ長い期間人の世話になって
生きていくことになります。
2.何もしないと相続はどうなる
70歳になったばかりのあなた。平均寿命までまだ18年もあるし、
自分は100歳まで生きるつもりなので相続などまだまだ先の話だ、と
思っていませんか?
でも、今の世の中いつ何時不幸な事故に会うかもしれません。
突然あなたが亡くなった時、奥さんや娘さんは涙を流して悲嘆にくれる
ことでしょう。病院からあなたの遺体を引き取り、親族に悲報を報せ、
葬儀の手配を進めることになります。
親類縁者、知人など大勢が参列する立派な葬儀を済ませてくれます。
あなたは、天上から家族に感謝するでしょう。
一方、残された家族は、葬儀をつつがなく執り行い、一段落就いた後、
遺産について考えることになります。そう、遺産分割の協議です。
まず、あなたの遺言書がないか探します。あなたの金庫の中、机の引き出し、
日記帳に挟んでいないか、あらゆるところを調べます。しかし、あなたは
遺言書を書いていないので当然見付かりません。
次に、あなたの財産はどのようなものがどれくらいあるか調べなければ
なりません。家屋敷などの不動産、銀行預金は銀行名・支店名・口座番号、
ネットバンキングがあれば暗証番号も必要になります。株式も証券会社と
口座番号・暗証番号などなど。残された家族の苦労は大変なものです。
そして、遺産分割協議に入ります。あなたは、家屋敷は妻に、自分が興した
会社の経営は長男に、老後の世話をしてくれた長男の妻にも遺産を残したいと
心の中で考えていたかもしれません。一方で、非正規で働く次男は少しでも多く
現金で相続したいと考えるかもしれません。また、長女は旦那様の会社の経営を
助けるため多くの相続を望むかもしれません。あなたは、自分の意思を示して
いないので、家族それぞれが自分の事情で要求をぶつけ合うことになる可能性が
あります。 このような状況で遺産分割協議は10か月で完了させ、納税まで済まさ
なければなりません。残された家族のご苦労も大変ですし、せっかく家族の幸せの
ために築いた財産がもとで、争いになっては天上のあなたも不本意でしょう。
2.遺言書を書こう